『カラー時にピリピリする方は…』
今日、「カラーをすると刺すような痛みを感じる」 という方からお電話頂きました。
パッチテストは受けたことがあるけど、その時は大丈夫だったけど、最近は刺すように痛いとのことでした。
お電話をくださった方申し訳ございません。ちょうどその時、店が混んでいてお客様をかなりお待たせしていた為、充分な説明ができなかったと思いますので、もう少し付け加えさせてください。
まず、パッチテストをした時期と、痛みを感じるようになった時期は、何年もしくは何ヶ月の間があいていないでしょうか?
体質は突然変わる時があります。私もそうでした。つい1ヶ月前まで大丈夫だったのに、今回突然ピリピリするようになり、それからは毎回ヒリヒリ としみるようになりました。
もし期間があいているのであれば、体質が変わった可能性があります。もう1度パッチテストをお薦めします。
普通のアルカリカラーとノンジアミンカラーの2種類されると良いでしょう。
また、症状からすると、アルカリに肌が反応しているかもしれません。
アルカリに反応される方は、ノンジアミンカラーでもピリピリと感じると思われます。
そうなると、1番良い方法は頭皮に付かないようにカラーをすることです。
ホイルを使ったカラーは頭皮に付きませんので安心ですが、通常のカラーよりも料金がかかってきます。
料金を抑えて・・・となると、極力頭皮に付かないように塗る方法(ゼロタッチ)が良いでしょう。
料金的には通常のカラーと同じです。・・・が、絶対に頭皮に付かないというわけではありません。
部分的に付いてしまった所はピリピリすると思います。
しかし、全体的に刺すような痛みを感じていた今までと比べると、雲泥の差があると思います。
カラーにはいろいろな魅力があります。これからもカラーでオシャレを楽しんでいただきたいと思います。
オシャレが苦痛になるのでは意味がありません。
当店ではいくつかの選択肢を用意しています。是非1度ご来店いただき状態を見させてください。
当日は話を聞き、状態を見て、パッチテストを行います。
施術は早くても数日後です。当店で施術するかどうかは、その間考えていただければよいと思います。
カラーはどこでやっても同じ・・・ではありません。
アレルギーのことすら知らない美容師、知っていてもその対策を取らないサロン、が多いのも事実です。
私たちは、お客様に安心して施術を受けていただくことが大事だと考えています。
スタッフ一同ご来店お待ちしています。
P.S. 昔カラーリストを目指したこともあるくらいですので、カラーの色の出し方も得意ですよ。(#^.^#)
『カラーアレルギー報告』
知り合いの美容師のブログに、カラーアレルギーで大変な目にあった方の体験談が載っていました。
多くの方に知っていただきたい、との事ですので・・・
自宅にて酸化染毛剤(白髪染め・ジアミン)を塗布。薬剤が飛んで目に入り、少し経過後・・・頭皮が焼けるように熱くなりました。
その時点で何か自分に起きているなと、異変を感じすぐに薬剤を流したようです。
そして徐々に症状が現れ、9時間後にアナフィラキシー(注1)を起こしました。
(注1:食物、蜂毒、薬物などが原因で起きる急性アレルギー反応の1つ)
蕁麻疹・喉の奥など腫れて呼吸もやっとの状態です。
蕁麻疹は体の外だけでなく内部でも起こるようです。
病院で看護婦さんに、「自分でカラーをしたでしょう」と怒られました。
目にカラー剤(ジアミン)が入ると血液に乗って早く身体に回ると、お医者さんが言っていたようです。病院にそのような方が多く来られると。
病院でステロイドを投与してもらい・・・そのまま1時間ほど入院
臓器にも負担がかかっているので退院後も数ヶ月はしっくりこない状態が・・・
その後、美容室を転々とし、今の自分の状態を説明しても美容師側がノンジアミンジアミン・・・っといった感じで、これはまずいなーと感じたそうです。(美容師自体が危険な薬剤を使っているという意識がない)
それ以降はヘアーマニキュアで白髪を染めていたそうです。
カラーアレルギー(ジアミン)は、ときに呼吸困難、めまい、意識障害の症状を伴う事があり、血圧低下等の血液循環の異常が急激に現れるとショック症状を引き起こし、生命を脅かすような状態に陥ってしまうことがあります。
一度カラーアレルギーになった方は、絶対にカラーリングはしないでください。
知識のない美容師・美容室でもしないでください。
「あの時は、体調が悪かったからだろう・・・」
「数年経っているからもう大丈夫だろう・・・」
これらは、間違いです! アレルギーは体調が原因ではありません。 何年経っていても体は覚えています。
カラーアレルギーを甘く見ないでください・・・時に命に関わることもあるのですから・・・
・・・だったら、一生カラーできないの? 白髪のまま?
そんなことはありません。
当店に是非ご相談ください。
まずは、パッチテストで何がダメで、何が大丈夫かを試します。
許容範囲が解れば、その範囲内で可能なカラーを提案できます。
慌てずに、ゆっくり自分にあったカラーを一緒に探していきましょう。
『アルカリ除去』
髪は通常弱酸性です。
PH4.5~5.5位が髪が一番安定した状態です。
しかし、PHがアルカリになる時があります。
どんな時だと思いますか?
それは、パーマ(ストレート含)やカラーをした時です。
これらの施術は、PHがアルカリに傾くと髪の表面のキューティクルが開くという性質を利用したものです。
開いたキューティクルの間から薬剤が髪内に浸透していき、反応が始まります。
問題なのは施術後です。
シャンプーして流してもPHは戻りません。アルカリのままです。
1週間後位なら戻っているでしょうか?
いいえ、戻りません。
髪がアルカリに傾いたままだと、キューティクルが開いたままですので、カラーは褪色しやすくなりますし、パーマも取れやすくなります。
キューティクルは剥がれてしまうと元には戻りません。
だからこそ、早めに弱酸性に戻してキューティクルを閉じ、髪の強度が一番安定した状態に戻すことが大事です。
最後まで、お客様の大事な髪に責任を持つ!
美容師・美容室として当たり前のことだと思うのですが・・・・
LizaHairに初めてご来店された方は驚かれることが多いです。
「こんなこと(パーマやカラー後にアルカリを除去し弱酸性に戻す)してもらったの初めて!」と。
私の方が驚きです。
なんと無責任な美容師・美容室が多いのでしょう!と。
カット、パーマやカラーのような目に見える施術だけが美容師の仕事ではありません。
お客様の大事な髪を預かっているという責任感を持ち、コンディションを整えるために最善の方法をとるという目に見えない施術も大事な仕事だと思います。
パーマやカラーをしてもキレイな髪でいたい・キレイな髪になりたいという方
是非、一度ご来店ください。