『ヘアアイロンの不思議』
ヘアアイロンにはストレートアイロンとカールアイロンがありますね。
最近ではワッフルアイロンとかスパイラルアイロンとか出てきていますが・・・
本当に便利ですよね。
毎朝時間をかけてアイロンをかける方も多いのでは?
私もフロントのクセ伸ばしに毎朝使っています。
ヘアアイロンの出現により便利さを手に入れたわけですが、同時にダメージヘアの人も激増しました。
第一の原因は、アイロンの当てすぎです。
しっかりクセをつけよう、クセを伸ばそう、長時間持たせようとして、同じ場所で何十秒も当て続ける。
傷まないわけがないですよね。
第二に温度です。
1本の髪の話ですが、120℃なら10分くらい大丈夫ですが、180℃になると10秒でダメになります。
卵の白身を思い出してみてください。
フライパンで熱を加えると固まりますよね。
髪も白身と同じタンパク質です。(もちろんそれだけではありませんが)
キューティクルが溶けタンパク質が固まりゴワゴワした髪となります。
私たちが使う業務用のアイロンは最高180℃か190℃位になっています。
問題なのは皆さんが使っている家電アイロンです。
一度何℃までついているか見てみてください。
私が記憶している限りでは、220℃というのが売られていました。
美容師が、両手を使い、状態を直視し、神経を最大限使いながら使用するアイロンが最高180℃となっているのに、
一般の人が、鏡越しに、感覚で使うアイロンが220℃まで上がるように作られているというのはどう考えてもおかしくないでしょうか?
ダメージヘアの人が増えた原因の1つは製造販売しているメーカーにもあると思います。
カールアイロンは女性らしい柔らかいヘアスタイルを表現できますし、ストレートアイロンはクセ毛には必需品となっています。
温度設定とアイロンを当てる時間、この2点を気を付けるだけでも髪の傷み具合が変わってくると思います。
是非明日から気を付けてみてみてください。
P.S.
残念な話ですが、一度固まってしまった髪は元には戻りません。
少しずつ切ることをお勧めします。
裂けて枝毛になったり、断毛しやすくなります。